皮膚編2 <皮膚炎の原因について考える>

2020/10/10


皮膚炎の治療を考える際には
主因と副因
をしっかり考えることが大事です。


さて、細菌はどちらでしょうか?

ちなみに

「主因」はそれ単独で皮膚炎の原因となるもの
「副因」は主因によって皮膚炎が起こった結果、二次的に生じるもの

です。

やはり…細菌は主因??





いいえ、実は細菌は副因と考えられています。

どういうことか考えてみましょう。

まず、ヒトも含め動物の体には菌が大量に付着しています。
無菌状態の人はいないのです。
ですが、正常な状態であれば細菌性皮膚炎を起こすことはありませんよね?
動物も同じなのです。

では、細菌性皮膚炎はなぜ起こるのでしょうか?
それは、細菌が繁殖しやすい状態になっているから、です。
この細菌が繁殖しやすい状態にさせるものが主因ということになるのです。

主因として代表的なのは
・ノミ、マダニ、疥癬
・糸状菌
・食餌性アレルギー
・犬アトピー性皮膚炎
・脂漏症
・分泌腺の異常
・異物
・内分泌失調(甲状腺、副腎、性腺)
です。


細菌やマラセチアは副因と考えられているので
皮膚炎悪化時にはある程度治療しないといけませんが、
主因を考えず治療しても再発を繰り返すことになってしまいます。


主因と副因以外に考えてあげたいのが皮膚炎を起こしやすいことがないかということ。
乾燥肌やシャンプーのし過ぎ・しなさすぎ、シャンプー時のこすり過ぎなども皮膚炎につながります。


再発しやすい皮膚炎はその原因によって
薬による治療だけでなく、日常ケアから見直しが必要なケースがあります。
当院では飼主さんが皮膚炎に関して正しく理解できるように説明するよう気を付けております。
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