泌尿器編5<血尿について>

2020/11/27


血尿は尿中に血液が混じっている状態を指す言葉です。
ちなみに「見た目上血液が混ざっている様子がないけど検査で血液の混入を認める場合」を当院では
「肉眼的血尿がない」と表現しています。


血尿がある際、飼主さんにチェックしてほしいポイントがあります。
  1. 排尿回数(頻尿があるのか、排尿回数は普段通りか)
  2. 血尿の出方の状態(尿全体が赤いのか、排尿の最後の方にだけ血尿がでるのか)
  3. 血尿の色(血尿の色は赤いのか、うすいピンク色なのか、茶色っぽいのか)
  4. 血尿が出るタイミング(毎回血尿なのか、数回に1回程度の血尿なのか)
  5. その他(異常なにおいの有無、結石などの異物の混入があるかなど)



なぜ上記のポイントをチェックしてもらいたいのかというと
症状から血尿が出ている部位を推測できるからです。

尿の通り道(=尿路)は
  • 腎臓・尿管  =  上部尿路
  • 膀胱・尿道  =  下部尿路
に分けられます。


上部尿路での出血 → 頻尿症状はなく、全体がやや茶色っぽい尿になることが多い
下部尿路での出血 → 頻尿を伴い、排尿の最後に絞り出すように鮮血が出ることが多い
というように出血の位置で症状の出方が異なります。


尿の色、排尿の頻度をチェック出来るのは病院ではなくご家庭になります。
しっかり観察してから来院して頂けると診療の際に大きな助けになるので
ご協力お願いします。
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