カテゴリ:泌尿器編

泌尿器編4<尿路系の結石の種類について>

2020/08/21


結石症はその名の通り石ができてしまう病気のことです。


結石の呼び方はどこにスポットを当てるかで変わります。


結石がある場所にスポットを当てると、
  • 腎臓に形成されたものは腎結石
  • 尿管に落ちてくると尿管結石
  • さらに膀胱に落ちる、または膀胱内で形成されれば膀胱結石
  • 尿道に落ちると尿道結石
と結石がある場所の名前で呼びます。


結石の成分だと
  • 発生頻度が最も多いストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム)
  • 近年増加傾向のカルシウム結石(シュウ酸カルシウム結石、リン酸カルシウム結石)
  • 肝臓の血管の異常である門脈シャントで生成されることが多い尿酸結石
  • その他にシスチン結石、キサンチン結石、シリカ結石などの特殊で稀な結石
結「石」なので通常レントゲンに写るものが多いのですが、
尿酸結石とシスチン結石、キサンチン結石はレントゲンに写らないため、
「レントゲンで石が見えない≠石がない」
ということに注意が必要です。

 
ストルバイト結石は食生活の改善で石の溶解や予防が可能であることが多いのですが、
その他の結石は現在のところ食餌療法での完全な予防は難しいことが多いです。

各種メーカーから出ている尿路結石予防用の処方食は
飲水量を増やしたり、消化率を良くして便が少なくなる(便が小さい=便で出て行ってしまう水分を少ない)ようにデザインされています。


尿が薄くなればその分結石が形成しにくくなるのでおうちでのケアとしては
  1. 飲水を促す
  2. 処方食の活用
  3. 缶詰やドライフードのふやかしで食餌からの水分摂取量を増やす
などを提案しています。

 
結石症は無対処だと高確率で再発してしまいます。
適切な対処法をしっかりかかりつけの動物病院で相談して管理していくことがとても大事ですね。

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