カテゴリ:水素治療
水素治療編3<酸化ストレスってそんなにダメなことなの?>
今回は「酸化ストレスってなに?」という話です。
酸化ストレスについて理解が深まると水素治療の有効性も理解しやすくなると思うので
ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも酸化ストレスってそんなに悪いものなのか?
ない人はさすがですが、少なくとも私にはありました。
水素の治療について調べていくうちに
どのような疾患に関与していて、
いかにヒトも含めた動物の健康寿命を害するかに驚愕したのもあって、
だからこのようなコラムを書いています。
※私は水素研究の専門家ではなく、様々な報告や資料を基にこちらのコラムを作成しています。情報に不備等があることもありますので、水素治療に興味を持っていただけましたらぜひほかの人が書いている書籍や情報にも触れてみていただき、情報の真偽についてご自身で判断してくださいませ。
酸化ストレス関連疾患は、私たちの体の中で起こる酸化還元反応のバランスが崩れることで引き起こされる疾患です。
では、酸化還元反応とは何でしょうか?
酸化還元反応は、学生の頃に化学で習った化学反応の一種で、
物質同士が電子をやり取りする化学の仕組みのひとつです。
電子を渡す、受け取る、という反応を、酸化、還元といいますが、
ここではそういう反応がこの世に存在していて、そういう言葉がある、ということを覚えてもらえればよいです。
酸素は酸化還元反応において電子を受け取ることで、他の物質がエネルギーや熱を得ることを可能にしています。
そのような反応を使って私たちの体の中で酸素は栄養をエネルギーに変えています。
この話を聞いても
「だから、それの何が体に悪いの?」ってなりますよね。
生体内での酸化反応が過剰に起こると、細胞内外での酸化還元反応のバランスが崩れてしまい、悪影響を及ぼすことがあります。
これを酸化ストレスと呼びます。
酸化ストレスが生じると、活性酸素と呼ばれる不安定な分子が増え、細胞内の分子や細胞膜、DNAなどの重要な構成要素にダメージを与えることがあります。
…やっと活性酸素がでてきましたー…
身体には酸化ストレスによって生じた活性酸素を除去する働きが備わっているので、
これがほんの少し、ほんの短時間であれば問題にはなりませんが、
私たちは呼吸し続けて生活している上に、
さらに日常生活の中には酸化ストレスを増強するような状況が多く存在しているので、
日常に病気の発症につながるリスクが潜んでいることは容易に理解できるのではないかと思います。
以下に日常生活で酸化ストレスを増やす要因をいくつか挙げます。
- 不健康な食生活:高脂肪・高糖分の食事や加工食品の摂取、野菜や果物の不足は、体内の抗酸化物質とのバランスを崩し、酸化ストレスを増加させます。
- 喫煙:タバコに含まれる有害物質は、体内の酸化反応を促進し、活性酸素の生成を増加させます。
- 大気汚染:自動車の排気ガスや産業排出物などの大気汚染物質によって、体内に有害な物質が取り込まれ、酸化ストレスが増加することがあります。
- ストレス:長期間の精神的なストレスは、体内のホルモンや酵素のバランスを乱し、酸化ストレスを増やす可能性があります。
- 過度の運動:激しい運動やトレーニングは、一時的に体内の酸化ストレスを増加させることがあります。適切な休息や栄養補給が重要です。
- 紫外線:長時間の日光浴や紫外線への過剰な曝露は、皮膚細胞にダメージを与え、酸化ストレスを増加させることがあります。
動物で配慮しておいた方がよいのは食生活と喫煙、ストレスあたりでしょうか。
おやつの与えすぎ、添加物の多いフード、室内飼育による慢性的な運動不足、関節炎などからくる痛みによるストレス(運動不足の助長も)はよくある状況かと思います。
普段の診察でもこれらに関しては飼い主様に気を付けてあげてほしいと伝えることが多いものです。
酸化ストレス関連疾患は、私たちの体が健康を保つために大切な酸化還元反応のバランスが乱れてしまうことで起こります。
そのため、酸化ストレスの軽減には、
バランスの取れた食事や、適切な運動といった
いわゆる健康的な生活を心がけることが重要です。
ただ、健康的な生活を完璧にこなすことは困難なので
水素のような抗酸化作用のあるものも有効活用することも必要です。
今回のコラムが酸化ストレスについて理解し、適切なケアをすることにつながると幸いです。
次回以降のコラムも順次アップしていきますのでぜひチェックしてください。
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